2008年9月16日火曜日

朝日新聞2008/09/15

朝日新聞に紹介されました。






















【週刊 まちぶら】
南あわじ・諭鶴羽山かいわい 2008年09月15日
諭鶴羽山中腹のダムで毎年夏に開かれるフェスタは、たくさんの子どもたちでにぎわう=南あわじ市神代浦壁
 淡路島最高峰の諭鶴羽(ゆ・づる・は)山(南あわじ市、標高608メートル)はかつて修験道の霊場として栄え、今も荘厳なムードが漂う神社がある。その東側の海岸沿いには、柏原山(洲本市、標高569メートル)を核に「世界自然遺産を目指します」との看板が立つ。淡路の山を守り、ともに生きる人たちに会いに出かけた。(森直由)
 まずは看板を立てた洲本市の環境ボランティア団体「ウバメガシを育てるどんぐりの会」に向かった。30人ほどのメンバーで運営している同会は、全国的に減少傾向にあるウバメガシ(ブナ科)の再生に取り組む。今春、大阪湾に面した約500平方メートルの草地に苗約750本を植えた「育苗基地」をつくり、11月には地元の幼稚園児らと一緒に成長した苗を柏原山に移植するという。
 でも、なぜ世界自然遺産なのか。同会事務局長の岩橋久義さん(62)は笑って答えてくれた。「夢は大きいほうがいいからです」。10万本のウバメガシを育てるため、「第2基地」を作る計画も進行中だ。

 猛暑が続く7月末、南あわじ市の諭鶴羽山中腹にある諭鶴羽ダムで開かれた「諭鶴羽ダムふれあいフェスタ」に足を運んだ。ダムの大切さを知ってもらうために淡路県民局などが毎年開催。約150人の小学生らが輪投げなどのゲームを楽しんでいた。
 市立八木小5年の村上晃輝君と田中祥貴君と一緒にウオークラリーに参加し、ダム湖の周辺を約2キロ歩いた。うだるような暑さだったが、ダムの内部はひんやり。職員に尋ねると、気温は約15度だった。約1時間歩いてゴールした田中君は「久しぶりに森を歩いてすっきりしました。来年もまた参加したいです」と笑顔を見せていた。 島の南東部を海岸沿いに走る「南淡路水仙ライン」を車で北上すると、野生ザルの見学施設「淡路島モンキーセンター」が見えてきた。洲本市の柏原山に生息する約180匹のニホンザルが山中に木の実などがある秋を除いて下山してくる。
 サルに近づいてみたが、どうも島外の施設や山にいるサルと違う。にらみつけたり、威嚇したりしないのだ。「観光客に持ち込んだ餌を与えないなどのマナーを守ってもらっていることもあり、淡路島のサルは性格がおとなしいんです」と同センターの延原利和所長(54)。西日が紀伊水道を茜(あかね)色に染め始めた夕刻、サルたちは山中へと帰っていった。
 「淡路島で一番のパワースポットは諭鶴羽神社らしい」。知人の言った通りだった。修験道の霊場として栄えた諭鶴羽山山頂の境内は、人の心と体を癒やす不思議なエネルギーを持った場所だと感じた。 諭鶴羽山は戦国時代、2度にわたって兵火にかかった。境内では平安後期の瓦が出土しており、今でもスコップで地面を掘ると、昔の古銭などが出てくるという。 普段は静かな神社も、正月は初日の出を拝む多くの参拝者でにぎわう。来年の元旦は初詣でとともに、山の南側にある灘黒岩水仙郷でスイセンのかれんな花をぜひ楽しんでみたい。懐に余裕があれば、名物のフグ料理も……。
【アクセス】 諭鶴羽山の山すそにある灘黒岩水仙郷へは、車で神戸淡路鳴門自動車道・西淡三原ICを下りて約40分。開花期間中は南あわじ市福良などからシャトルバスが運行予定。諭鶴羽神社へ車で行く場合は山道が狭いので注意。柏原山のふもとにある淡路島モンキーセンターへは、車で同自動車道・洲本ICで下りて約45分。
【データ】<淡路島モンキーセンター> 開園はサルが下山する午前9時半ごろから、山へ帰る午後5時ごろまで。木曜定休。山に食料がある9~11月中旬は下りてこないため、ほとんど休園になる見込み。入園料は中学生以上600円、4歳以上300円。【電話】0799・29・0112【所】洲本市畑田組289
<諭鶴羽神社の杠(ゆずりは)山荘> 7、8月に20人程度が宿泊でき、境内周辺でキャンプファイアや登山などが楽しめる。利用無料、台所での自炊も可。【電話】同神社社務所0799・56・0315【所】南あわじ市灘黒岩472
<どらいぶいん ちゃりこ> 午前10時~午後5時。木曜定休。(電話、所はモンキーセンターと同じ)
<南あわじ市サイクリングターミナル ゆずるは荘> テニスコートや体育館のほか、レストラン、大浴場、研修室などを備えた宿泊施設。宿泊は和洋室が一般1人4200円、2人以上は安くなる。【電話】0799・42・5310【所】南あわじ市神代浦壁1040の3
<灘黒岩水仙郷> 来シーズンは12月下旬~09年2月下旬の開園を予定。営業は午前9時~午後5時。入園料は大人500円、小中学生300円。【電話】南あわじ市商工観光課0799・37・3012【所】南あわじ市灘黒岩

http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000160809150001

0 件のコメント: